2026.09.09

PCCJ2026 Rd8 / Rd9
鈴鹿サーキット
「日立オートモーティブシステムズシケイン/最終コーナー」

鈴鹿サーキット 日立オートモーティブシステムズシケイン 最終コーナー コースマップ
鈴鹿サーキット コースマップ|日立オートモーティブシステムズシケイン/最終コーナー|THE LOT.
130Rを抜けた瞬間、
今度は「止める」技術が問われる。
そして最後は、ホームストレートへ。

前回ご紹介した130R。

バックストレートから 高速で進入し、 鈴鹿を象徴する 超高速コーナーを 駆け抜けていきます。

しかし、 130Rを抜けたからといって ドライバーの仕事は 終わりではありません。

その直後に待っているのが、 シケイン。

ここでは一転して、 マシンを強く減速させ、 右・左と素早く向きを変えます。

そしてシケインを抜けた先にあるのが、 最終コーナー。

ここからホームストレートへ 一気につながっていきます。

つまりこの区間は、 「高速」 → 「強いブレーキング」 → 「素早い切り返し」 → 「再加速」 という、 鈴鹿らしい激しい変化を 一度に体験できる場所です。

そもそも「シケイン」ってどんな場所?

初めてサーキットを見る方にとって、 「シケイン」という言葉は 少し分かりにくいかもしれません。

簡単に言えば、 高速で走ってきたマシンを 一度大きく減速させるために 設けられた連続コーナー です。

鈴鹿のシケインも、 130Rまで高速で走ってきた カップカーが 強いブレーキングを行い、 右・左と素早く向きを変えていきます。

コースマップを見ると 「少し曲がっているだけ」に 見えるかもしれません。

しかし実際にマシンを走らせると、 ここは非常に忙しい場所です。

ブレーキを踏む。 マシンの荷重を前へ移す。 方向を変える。 すぐに反対側へ切り返す。 そしてアクセルを開ける。

これらを短い時間の中で 正確につなげなければなりません。

DRIVER'S POINT シケインは「ブレーキで止まる場所」ではない。

シケインを見ると、 「とにかくブレーキを踏んで 減速する場所」 と思うかもしれません。

もちろん、 しっかり減速することは重要です。

しかし、 本当に難しいのは 減速したあと。

マシンの速度を落としながら 方向を変え、 すぐに反対側へ切り返す。

そして、 最終コーナーへ向けて できるだけ早く アクセルを開けられる状態を 作ります。

だからシケインでは、 「どれだけ遅く入るか」 ではなく、 「どれだけきれいに減速して、 どれだけ早く加速へ戻れるか」 が重要になります。

130Rからシケインまで、一つの流れで見る。

シケインだけを 単独で見るのではなく、 130Rからの流れ を意識すると、 レース観戦が一気に 面白くなります。

130Rで高速走行。

そこから一気にブレーキング。

そしてシケインへ。

この瞬間、 マシンの姿勢は大きく変化します。

高速域では安定していた マシンに対して、 強いブレーキをかけることで 前側へ荷重が移ります。

その状態から 右・左とマシンを 切り返していく。

ここで重要なのが、 マシンを無理に動かしすぎないこと。

切り返しで余計な動きが出ると、 次の最終コーナーへ向けて 姿勢を整えるのが 難しくなります。

01 130R脱出 高速で130Rを抜け、シケインへ向けてマシンを安定させます。
02 強いブレーキング 高速域から一気に減速。前方へ荷重を移し、マシンを曲げる準備をします。
03 シケイン進入 右・左の連続した動きへ。ブレーキとステアリングを使いながら素早く方向を変えます。
04 シケイン脱出 マシンの向きを整え、次の最終コーナーへ向けてアクセルを開ける準備をします。
05 最終コーナーへ 最後のコーナーをきれいに立ち上がり、ホームストレートへつながる加速を作ります。

シケインを抜けたら、最後の勝負「最終コーナー」。

シケインを抜けると、 いよいよ最後のコーナー、 最終コーナー が待っています。

ここで大切なのは、 ただ速く曲がることではありません。

最終コーナーの先には、 そのままホームストレートが 続いています。

つまり、 最終コーナーの出口で どれだけ早くマシンを 加速状態へ持っていけるかが、 次の周の速さに そのまま影響します。

ほんの少し出口で アクセルを開けるのが遅れれば、 その差はホームストレートを 走っている間ずっと残ります。

逆に、 最終コーナーをきれいに立ち上がり、 早い段階からアクセルを開けられれば、 ホームストレートで 一気に速度を伸ばすことができます。

DRIVER'S POINT 最終コーナーは「次の1周のスタート地点」。

ドライバー目線では、 最終コーナーは 「1周の最後」ではありません。

むしろ、 次の1周を始めるための 最初の重要ポイント と考えます。

最終コーナーを うまく立ち上がれば、 ホームストレートで 最高速まで一気に 速度を乗せられます。

そしてその先には、 また1コーナーが待っています。

つまり、 最終コーナーの立ち上がり → ホームストレート → 1コーナー までが 一つの大きな流れです。

レースでは「シケインから最終コーナー」までを見てほしい。

レース観戦で シケインを見るときは、 まず130Rから マシンが近づいてくるところを 見てみてください。

高速で走ってきたマシンが、 目の前で一気に減速する。

そこから 右・左と素早く切り返し、 最終コーナーへ向かって 再び加速していきます。

初めて見る方でも、 「さっきまであんなに速かったのに、 一瞬でこんなに減速するんだ」 と感じるはずです。

そして、 ここはレース中の バトルにも注目したい場所です。

シケインへの進入で 前のマシンに並びかける。

あるいは、 シケインの立ち上がりで 相手より早くアクセルを開ける。

その差が最終コーナー、 さらにホームストレートへと つながっていきます。

シケインと最終コーナーは「1周の終わり」ではない。

130Rで 鈴鹿らしい 「速さ」を感じる。

シケインで 「止める技術」と 「切り返す技術」を見る。

最終コーナーでは、 「再び加速する技術」を見る。

そしてホームストレートへ。

ここまでを一つの流れとして見ると、 鈴鹿サーキットの コース設計の面白さ がより分かりやすくなります。

特にPCCJのカップカーは、 基本的に同じスペックの レーシングマシンで争うため、 ドライバーがどこで差を作ったのか が見えやすいカテゴリーです。

シケインでのブレーキング。

切り返しの速さ。

最終コーナーの立ち上がり。

そしてホームストレートでの加速。

一見すると 「ほんの数メートルの差」に見えても、 その差が次の1コーナーでは 大きな距離になっていることがあります。

初めて観戦する方にも、ぜひ見てほしい区間。

サーキット観戦が初めてなら、 シケインでは 「マシンがどれだけ減速したか」 を見てみてください。

130Rから近づいてくるときは とても速い。

ところが、 ブレーキングが始まった瞬間に マシンの動きが大きく変わります。

そこから右・左と 素早く向きを変え、 最終コーナーへ。

そして最後は、 再びアクセルを開けて ホームストレートへ 飛び出していきます。

この 「速い」 → 「止まる」 → 「曲がる」 → 「加速する」 という変化が、 この区間の大きな魅力です。

ぜひ実際のレースでは、 シケインだけを見るのではなく、 130R → シケイン → 最終コーナー → ホームストレート という流れで カップカーを追ってみてください。

そうすると、 ドライバーが1周の中で どこから次のコーナーのことを 考えているのかが、 少しずつ見えてくるはずです。

速さだけでは勝てない。
止めて、曲げて、立ち上がる。
それが鈴鹿のシケインと最終コーナー。

鈴鹿サーキットは、 一つひとつのコーナーが 独立しているわけではありません。

前のコーナーで作った速度や マシンの姿勢が、 次のコーナーへと つながっていきます。

シケインでは、 高速域から一気にマシンを止める。

そして素早く切り返し、 最終コーナーへ。

最終コーナーでは、 ホームストレートへ向けて できるだけ早く加速する。

その一つひとつの操作が、 次の1コーナーでの 攻防につながっていきます。

だからこそ、 シケインと最終コーナーは 「1周の最後」ではなく、 次の1周を作るための とても重要な区間 なのです。

そしていよいよ、 Porsche Carrera Cup Japan 2026 Rd8・Rd9の予選が あさってから始まります。

THE LOT.も、 鈴鹿の地で繰り広げられる 熱い戦いを楽しみにしています。 Rd8・Rd9に挑む すべてのドライバーへ。

温かいご声援と応援を よろしくお願いいたします!